考えられるサイバー攻撃の目的とは

近年増加傾向にあるサイバー攻撃ですが、いったいどのような目的があるかを考えたことはないでしょうか。被害を受けるということはわかっていても、どのような目的でサイバー攻撃を仕掛けられているのかはわからないかもしれません。

基本的な目的は、大きく分けると「金銭目的」と「イメージダウン目的」、「愉快犯」の3つです。金銭目的では、クレジットカードの情報を盗んで利用する、ランサムウェアでシステムを使えない状態にし、身代金を要求するといった内容が中心になるでしょう。特に、ランサムウェアは大企業などに仕掛けられることが多く、度々ニュースなどでも報道されています。犯罪目的に関しては、企業などの機密情報や個人情報などを漏洩させることで、イメージを下げるという目的があります。ただ、基本的にはイメージダウンによって自分に利益が生まれているため、金銭目的に近いといえるかもしれません。

愉快犯は、自分の技術を見せたい、実力を試したいといったサーバー攻撃です。金銭を要求してくることはありませんが、被害を被ることは間違いありません。最近では愉快犯によるサイバー攻撃は減少傾向にあり、金銭目的のランサムウェアが主流になりつつあります。いずれのサイバー攻撃も未然に防ぐ対策が必須で、セキュリティソフトの導入や専門家への相談が重要です。

ただし、サイバー攻撃はインターネットと同様に日々進化しており、完全な対策はできません。対策だけではなく、攻撃された場合の対処も同時に覚えておくと良いでしょう。