会社に勤めていると、「効率を意識して仕事をしろ」という言葉を耳にすると思います。一方でフリーランスといえば、悠々自適に気ままに仕事をしているようなイメージがあるかもしれません。それを見越して、会社員からフリーランスに転換し、自分の思うままに私語をしたいと思うかもしれませんが、実際のところ、フリーランスのほうが効率を重視されるのです。
というのも、会社員の給料は基本的に勤務時間に基づく「時間給」ですが、フリーランスの場合は案件をこなした数による「歩合給」に近い形態になります。つまり、より多くの案件をこなすことが、フリーランスとして成功するためには必要なのです。そのうえで自由な生活も確保するためには、仕事の効率をとことん追求していく必要があります。
まず、フリーランスは案件ごとの単価に注意を向けましょう。もし自分があまり得意ではない案件に時間を取られ、しかもその単価があまり高くない場合は、効率の悪い働き方をしていることになります。自己分析で自分の向き不向きを把握し、自分に向いており、かつ高単価な案件を優先して受けるようにしましょう。
また、独立すると主業務以外にも、事務作業や手続きなどで時間を取られることになります。その時間は収入につながらない時間になってしまうため、なるべく時間を取られないように工夫しましょう。特に確定申告については、表計算ソフトで計算式を作っておくか、会計ソフトの活用も考慮に入れましょう。もちろん、効率を意識するならタイムマネジメントも重要です。エンジニアが独立を目指すのであれば、ぜひ時間と収入から効率を意識し、自由かつ収入も安定した生活を目指しましょう。